利用児の安全安心は?
1.利用者の支援の振り返り
[ハインリッヒの法則]から、「懸念されるひとつの重大事故の背景には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリハット)が存在する」といわれています。支援における振り返りの基本的な重要な視点としています。
日ごろからの記録とともに、「ひやり」とした事柄について、日々の振り返り項目に[ヒヤリハット報告]を大切にしています。
[振り返りの主な視点]
① 子供の居場所(プレイルーム他)に、危険に変化する物品・環境がないかという確認をします。
・ 子供の手の届く場所にある提供物が野放図になっていないか、日々確認していきます。
・ 子供がもてあそぶ・理解できない物品・文具類に関して、リスクになりうるかを確認していきます。
② 利用者が発作を起きた場合、手順(対応)を身に着けていきます。
・ 移動が少なくて安静できるところに横になる⇒危険なものは遠ざける⇒頭の下にタオル、横向き等で呼吸を確保⇒支援者は近くで本人の状況を把握し、意識ははっきりするまで安静を維持させる。
・ 利用家族との連絡を迅速に行う。
発作の身体状況と変化・発作持続時間・意識状態⇒発作後の状況を説明する。
これらを記録しておく。
職員の支援の基本は、利用児童のその日の精神的・身体的状況の観察・予測のもと、顔色・行動・熱の状態を確認して早期対応をしなければなりません。
身体的に不調の場合は、家族連絡とともに静養スペースで安静に配慮してします。
口の中に物を入れること含めて誤飲の可能性のある行為については、日常的に確認していくことにしています。
2. 施設に関する保険
民間保険に複数加入しています。
事故に繋がらないよう起きないように、常に支援のあり方が問われます。
参考:障害を持つ子供の集団において、学校において、家庭において、保険自身に適応の限度がある場合があります。そのためのトータルな個人保険(生活サポート補償制度)が東京都(知的)障害害児サポート協会から出ています。
3.防災管理について
作成した防災マニュアルを、手順が速やかに行えるように、地域コミュニティと連携するなどして防災上の支援ができるように図っています。
4.送迎車の管理について
ワゴン車以上の車を利用し、添乗職員の支援と利用児童がストレスを感じない間隔の中で、運行を心掛けています。
5.コロナ禍における三密回避・衛生管理の徹底について
・ ①日々の清掃(次亜塩素酸消毒含む)の徹底
②日々の利用児童・職員の検温と体調の確認
③日々の手洗いの励行とアルコールによる手消毒(下校時・帰宅時)の習慣化
・ ①常時換気(窓の一定部分換気)
②換気扇(24時間換気システム)プレイルーム3か所に設置し、常時利用
放課後等デイサービス つきのおあしす