日野市放課後等デイサービス「つきのおあしす」は2014年1月、日野市内の保護者・福祉施設関係者の署名活動をもって、日野市議会の承諾を経て開設されました。地域の関係家族からニーズを得ながらの開設は、私たちの大きな励みと誇りとなって日々の支援に繋がっています。皆様の参加とご支援が大きな力になっています。
「見える」
緩やかなプログラムで、あらかじめお子様に今日の過ごし方を説明し、子供たちの希望を聞きます。そして、支援と誘導を行なっていきます。
個人の活動 手洗い・トイレの習慣
グループの活動 おやつの機会・選択
始まり・終わりの会 帰りの準備・片付け
戸外での、自然に触れる活動をプログラム化しています。
散歩をすること 公園で過ごすこと
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一日の流れについて
知的重度利用児が中心のため、運動や散歩をルーティン化した「居場所づくり」を目指しています。
- 生活習慣支援(手洗い・検温等)
- ラジオ体操・始まりの会
- 余暇支援・グループ活動・散歩
- 生活習慣支援
- 余暇支援・グループ活動・終わりの会
- 自宅への車での送り
外出計画やイベントを通じ、卒業生も憩える場づくりを行っています。
- 生活習慣支援・ラジオ体操
- 余暇支援&買い物外出(ヨガ含む)
- 地域センター利用・散策・公園等
【余暇支援・グループ活動】の内容

「過ごせる」
室内で体を動かす気持ちをサポートし、緩やかに支援します。
マット・トランポリン
バランスボール
YouTube体操
子どもの得意な過ごし方を優先します。個々の遊びのルーティンを尊重します。
お絵描き ブロック組立
折り紙 カード遊び他
公園遊び
ヒヤリハット報告と原因分析・改善により、子どもの最適な支援に向かいます。
ヒヤリハット・振り返り
事故防止・虐待防止チェック
緩やかな支援と移動(受容)
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①マット・トランポリン、バランスボール *レインボーヨガ(外部講師)
室内での身体活動は、児童自身で楽しみ身に着けていきます。「つきのおあしす」では、体操後、マット・トランポリンは子供たちが自分のリズムをとるための大きな楽しみになっています。支援者はバックアップすることで、より安全で気持ちを軽やかにしてコミュニケーションをとることが可能です。
②「緩やかなルーティン化と引き出し支えるサポート」
個別支援計画に沿い共有することは、安心安全にたった支援の大枠をルーティン化することになります。安心に立脚した緩やかに場面や時間の切り替え・児童の行動の引き出し支える支援をしていきます。
(始まりの会⇒生活習慣支援⇒余暇活動(施設内外)⇒帰宅準備・移動⇒保護者連絡)
③「安全安心と調整されたサポート」(記録~ヒヤリ~職員会内容確認~振り返り後の対応策支援の実践)
本人の発達にあった支援を確認し修正していくことは、「安全安心と調整されたサポート」になります。このことを支援の向上に繋げていきます。



「育つ力を養う」
切り替える力(待つ力・調整できる力・約束による整理する力・集中できる力)をひとりひとりに寄り添いながら支援していきます。
こだわりは本人の要求
グループ(居場所)で成長する
発達は乗り越える力のこと
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①「待つ力を伝える」
何かをしようとするときに瞬時に対応できないことが、日常の支援にもあります。耐える気持ちも育つように支援していきます。「できるから・動くからもう少し待とうね」は、信頼関係に欠かせません。
・「つきのおあしす」に移動して、連絡事項の打ち合わせやうがい・手洗い、体操(ラジオ体操)まで、自分が選択する活動に入いる時
・家に早く帰りたいけど、帰りに準備・乗車までの時間
・「おやつ」を早く食べたいけど、みんなが(着替え・等々)揃うまでの時間
・タブレットを利用したいけど、他の仲間が今少し使う予定になっている
など、一日に1回は必ずそんなときがあります。待つ力を少しづつでよいから、慣れてもらうようにしていきます。
②あらかじめ説明や準備によって「約束をする」を伝達
「つきのおあしす」で、あらかじめの支援者の説明は「見える化」に有効です。子供への空気感を共有するきっかけになり、少しでも不安を取り除き、安心できる過ごし方の生活を始める案内支援です。
支援者は、児童の行動を修正する前に「約束」コミュニケーションを行うことで、利用者と約束をして行動を待機したりする見通しをつけられます。
③「調整」できる関係づくり
調整できる関係づくりをしていきます。すべてがYES,NOで子供が追い詰められていては、気持ちも安定しにくいであろうと思います。このような対策には、一緒に遊ぶ、声掛けコミュニケーションを日頃から行うことで、調整可能な巾(例:車のハンドルの遊び)を持たせられます。
④教具等をとおして集中できる時間をつくるための準備
発達の障害を持つ子供さんは、視野が一点化しやすい傾向が多くあります。一点化(自分の基準のみで行動)してもトラブルやパニックにならないよう環境の準備が必要です。「つきのおあしす」は毎日利用者が変わるため、利用者の特性に合わせ準備をしていきます。
「つながる」
グループで過ごせる活動習慣や供応することができる力を大切に支援します。
小グループ活動 創作共同活動
地域の中での存在を意識できるよう、イベント等を多く取り入れて環境づくりをします。
ひとりから二人へ コミュニケートを増す
人を生かし成長する 地域で過ごすスキル
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・仲間とのつながりの構築
仲間との関係は、その子の成長過程を見ることができます。成長過程には多くの段階や時間の経過と支援による調整力が必要不可欠です。仲間との繋がりを少しでも意識していく力が、居場所を豊かにしていきます。
・支援者の質に求められること
支援者は仲間づくりをバックアップする存在です。放課後等デイサービスは、学校のカリキュラム後の居場所として「地域で過ごせる力」を目指します。
「伝える」
個別で過ごす場合とグループで過ごす違いは、仲間との折り合いをつけて快適なグループに貢献することになります。
STT(ソーシャルスキルトレーニング)
自律・自立(当事者意思の促進)のためのノートづくり
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●ソーシャルスキルトレーニング
障害特性は「知的能力」「言語能力」「不注意・衝動性」「社会性」「こだわり・切り替え」「情緒の不安定」の6つと言われています。そのためのトレーニングを少しずつ目指しています。
・「始まりの会」「終わりの会」
・教える:言葉・絵カードを用いて伝達。生活パターンをつくる。
・買い物(お弁当など)同伴し、おぼえる。
・「ばっちり」マーク、「いいね」マーク
・おやつづくり
など、日頃の生活で行っていきます。子供たちのみならず、大人を含めたこの現代社会にいる限り、すべての人にそれなりに求められています。
●コミュニケーションノートづくりを行っています。(コミュニケーションノート前文参照)

「ひろがる」
子どもたちの生活を広げていきます。
事前に触れる(散歩・近隣公園・農地・室内プール)こと
地域センター利用(イベント参加)を行います
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・2023~日野市立図書館(中央・高幡)閲覧室や会議室を利用(週末、月1回程度)
・市内センター等(日野市活動支援センター利用可能)は利用する(ヨガ活動を主に月1回)。
・都立七生福祉園プールはコロナ感染期を除き夏休み利用しています。
・都立八王子東特別支援学校体育館・日野市立体育館は年間を通し利用(日野市障害者運動教室等)しています。
*(地域イベントを通しての社会性:平日は時間的に地域交流が困難であるが、市企画のスポーツ教室に定期的に実施。週末はヨガを利用し、地域の講師やボラさんとの交流を深めています。定期的に実施しているため関係づくりにもなっています。休日や夏休みに水遊び・プール・土手の散策等の様々な体験をスケジュール化します。)
・市内のNPO団体の農地を定期的に利用させていただき自然に触れ合う機会をいただいています。
つきのおあしす
倫理綱領・行動規範
あるく・自律を目指す会は、職員1人1人が組織の一員として、知的発達障碍児者等のハンディキャップを追う方たちへの支援の自覚を確立するため、財団法人日本知的障害福祉協会 倫理綱領に同意し、
≪特定非営利活動法人あるく・自律を目指す会 つきのおあしす倫理綱領≫として、法人内外に示します。
前文
知的障害のある人たちが、人間としての尊厳が守られ、豊かな人生を自己実現できるように支援することが、私達の責務です。そのため、私たちは支援者のひとりとして、確固たる倫理観を持って、その専門的役割を自覚し、自らの使命を果たさなければなりません。
ここに倫理綱領を定め、私たちの規範とします。
1.生命の尊厳
私たちは、知的障害のある人たちの一人一人を、かけがいのない存在として大切にします。
2.個人の尊厳
私たちは、知的障害のある人たちの、ひとりの人間としての個性、主体性、可能性を尊びます。
3.人権の擁護
私たちは、知的障害のある人たちに対する、いかなる差別、虐待、人権侵害も許さず、人としての権利を擁護します。
4.社会への参加
私たちは、知的障害のある人たちが、年齢・傷害の状態にかかわりなく、社会を構成する一員としての市民生活が送れるよう支援し続けます。
5.専門的な支援
私たちは、自らの専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑽を重ね、知的障害のある人たち一人ひとりが豊かな生活を実感し、充実した人生が送れるよう支援し続けます。
令和元年(2019年)6月1日
特定非営利活動法人 あるく・自律を目指す会
開所経過
自治体窓口(障害福祉課)との経緯
児童福祉法下、利用施設は各市町村により偏在しているため、日野市に働きかけをH25/2署名活動を通して行う。以降、話し合いで臨む。
平成25年2月 通園施設跡地についての利用も市に尋ね、要望書を署名(署名数2300名余り)と共に提出。
平成25年5月 日野市障害福祉課との話し合い
-小学校跡地についての利用の要望書を合せ話し合いを行う
平成25年6月 日野市障害福祉課との話し合い
-5月の件について市として不可能であることの結果を受ける
平成25年7月 日野市障害福祉課との話し合い
-日野市として当制度を前向きに取り組む旨を受ける。9月議会に審議するとのこと
平成25年8月 日野市障害福祉課との話し合い
-9月議会に向け、具体的な内容を受ける
平成25年9月 日野市障害福祉課との話し合い
平成25年10月 日野市障害福祉課との話し合い
-開設準備援助金の手続き等の日程等について内容を受ける
平成25年10月 日野市百草1042の20石坂ビル物件契約
平成25年11月 日野市百草1042の20石坂ビル物件借用・準備開始
平成25年11月 日野市より300万円(開設準備金)入金
平成25年11月 東京都事業指定手続きを行う
平成25年12月 東京都へ居宅介護・行動援護・同行援護指定事業の休業届を提出
平成25年12月 東京都事業指定のため現地視察
平成26年1月 東京都から事業指定
平成26年1月 指定事業開始
*平成26年1月現在:職員体制 常勤職員1名非常勤支援職員3名体制で出発(保護者の協力および保護者非常勤職員1名含む)
法人理念方針
基本方針
・ 組織は、利用者の安定と社会的居場所のために動く
・ 組織は、本人の「支援された自律」を目指す
・ 組織は、本人の自己実現と社会・集団参加を促す
・ 組織は、地域・利用関係者との信頼関係を第一とする
・ 組織は、自然環境と地域の共生を図る
運営理念
[人との関係性]や[生活習慣の獲得]を身に着けられるよう、本人の意思を尊重しながら支援していきます。
安定した運営と支援が安定できるよう職員の定着と資質の向上を目指します。
併せて、コミュニケーション手段の困難な市民との共同の支援関係ができる、利用者地域の居場所づくりを行い地域社会に貢献します。
安全について
1. 各種保険加入
➀ 本人利用の保障・補償、移送時の保障・補償
➁ 施設関係の保障・補償
➂ 行事等の本人・家族の保障・補償
➃ ボランティアの保障・補償
2. 協力病院・クリニック
➀ 病気・外傷が生じた場合の地域支援体制(内科・外科・精神科の3病院と協力体制)
② 家族へ連絡し、家族(およびの支援スタッフ)による通院支援体制
3. 危機管理として
➀ 危機管理マニュアルによる内部管理体制づくり
➁ 警察通報・消防署通報の外部通報と職員対応
利用児の安全安心は?
- 利用者の支援の振り返り
私たちは、日ごろからの記録とともに、 [ヒヤリハット報告]を大切にしています。
[振り返りの主な視点]
①子供の居場所(プレイルーム他)に、危険に変化する物品・環境がないかという確認をします。
・子供の手の届く場所にある提供物が野放図になっていないか、日々確認していきます。
・子供がもてあそぶ・理解できない物品・文具類に関して、リスクになりうるかを確認していきます。
②利用者が発作を起きた場合、手順(対応)を身に着けていきます。
・移動が少なくて安静できるところに横になる⇒危険なものは遠ざける⇒頭の下にタオル、横向き等で呼吸を確保⇒支援者は近くで本人の状況を把握し、意識ははっきりするまで安静を維持させる。
・利用家族との連絡を迅速に行う。発作の身体状況と変化・発作持続時間・意識状態⇒発作後の状況を説明する。 これらを記録しておく。 - 施設に関する保険
民間保険に複数加入しています。事故に繋がらないよう起きないように、常に支援のあり方が問われます。
参考:障害を持つ子供の集団において、学校において、家庭において、保険自身に適応の限度がある場合があります。そのためのトータルな個人保険(生活サポート補償制度)が東京都(知的)障害害児サポート協会から出ています。ご家族の問い合わせの際には、ご案内させていただいています。 - 防災管理について
作成した防災マニュアルを、手順が速やかに行えるように、地域コミュニティと連携するなどして防災上の支援ができるように図っています。 - 送迎車の管理について
ワゴン車以上の車を利用し、利用児童がストレスを感じない間隔の中で、運行を心掛けています。 - コロナ禍・後、三密回避・衛生管理の徹底について
①日々の清掃の徹底 ②日々の利用児童・職員の検温と体調の確認 ③日々の手洗いの励行とアルコールティッシュ他による手消毒の習慣化
②常時換気(窓の一定部分換気) ②換気扇(24時間換気システム)プレイルーム3か所に設置し、常時利用 - 防犯管理について
玄関前・通路踊り場・居室の3か所に防犯カメラの設置と24時間映像スイッチONにより、安全と安心を確保しています。
コミュニケーションノート
ご本人の立場に立った(当事者意思決定)支援の取り組みです。こだわりや強い欲求・感情コントロールが困難など難しいところはありますが、〝生きる力と権利〟を少しずつ養っていきたいと思います。
わたくしの「コミュニケーション・ノート(前文)」 氏名
私は、知的なハンディキャップがあります。そのため、地域生活の中で福祉支援を必要としています。
自分が困ったときは、自分が確認したこのノートを利用してもらうことで、必要な望んだ支援をうけられるようにすることが目的です。ただ、グループ生活・地域活動で自分ができることや理解できることは見守ってください。
1,生活支援とマナーについて
特に、グループ生活のなかでは、手洗いやうがいとトイレ(排泄)が生活習慣として、自分も必要であるし他者と居場所を共にする場合、エチケットにもなります。わたくしがそれをできないときは、かわりになるティッシュによる消毒、オムツによる交換をお願いします。
1,余暇支援について
自分の好きな過ごし方があります。でも、自分の好きなことは一部分です。自分がおっくうでない過ごし方はサポートによって馴染み、好きになることもできます。
最初は、自分が過ごしやすい好きなことですごせれば、嫌な思いはしません。でも同じことの繰り返しで、時間が余ってしまう場合もあります。そのときは、支援者と協力してその次のことができるようにしたいと思います。
この支援者との協力で、「(検討された)自分のプログラム」が参考できると思います。自分が変化したり、
成長すると「(検討された)自分のプログラム」も少しずつ変えていきます。